転職活動を行うときの基本としてよく知られているのが、求人に応募するときには退職しておいた方が有利になるということです。中途採用ではすぐに人材が欲しいから募集しているというケースが多いため、退職までに期間がかかるとなると採用を断念されてしまうリスクがあります。
しかし、退職してしまって転職先が決まらないと無収入の期間が長くなってしまい、経済的な負担が大きくなることは否めません。

そこで、在職中に転職先を決めてしまい、退職を速やかに行って転職を遂げるのが理想的です。これを実現できるのはエージェントを利用するメリットであり、それを目的としてエージェントに相談している人も少なくありません。
在職中に転職活動をしても不利にならないのはエージェントが予め候補の職場との交渉を行ってくれるからです。予め在職中に転職先を決めたいことを伝えておけば、それでも人材を欲している企業の求人だけを紹介してもらうことができます。そのため、採用が決まって勤務開始日を決めるときに退職に一ヶ月かかるという話をしたとしても受け入れてもらえるのです。

予め退職手続きを始めておいてすぐに転職できるようにしておくに越したことはありません。しかし、まだ内定をもらえるかがよくわからないという状況で退職するのはリスクが高いため、エージェントに交渉しておいてもらうのが得策です。
採用が決まると退職手続きの支援をしてくれるエージェントは多いので、合わせて活用すると助かるでしょう。